こんにちは、マルハニチロ担当者のNです。
「Oishiine!!(おいしいね!!)」ではこれまでにもマルハニチロ商品の魅力やおいしさをお伝えしてきました。このたび、みなさんがより安心してご利用いただけるよう、マルハニチロのお客様相談室と連携し、お客様から多く寄せられるご質問にお答えする新企画をスタートします。日々多くのお問い合わせに対応している最前線のスタッフが、お客様の疑問を一つ一つ丁寧に解決してまいります。
第1回のテーマは「お魚の缶詰の栄養・品質」についてです。
はじめに、お客様相談室の主な業務について教えてください。
私たちお客様相談室は、電話やメールでいただくご質問やご要望にお応えするほか、マルハニチロお客様相談室公式サイトのQ&Aコーナーやチャットボットの運用も担当しています。また、LINEヤフーが運営するQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」では企業公式アカウントを通じて、お客様の疑問解決に努めています。お客様に安心して商品を手に取っていただけるよう、すべての場面で分かりやすくご説明することを心がけています。
お魚の缶詰にはどのような良さがあるのでしょうか?
缶詰は主に旬の原料を使用して作られているため、一年中そのおいしさを味わえます。また、缶詰にすることで、他の調理方法に比べて栄養成分の損失が少なく、素材を余すことなく楽しめます。例えば、グリルで魚を焼くと脂が滴り落ちてしまいますが、この脂にはDHA・EPAといった栄養成分が含まれています。缶詰の場合、この脂も閉じ込めることができます。さらに、魚の身のたんぱく質だけでなく、骨由来のカルシウムなど他の栄養成分も摂取できます。
缶詰はどのように製造するのでしょうか?
マルハニチロのさば缶を例にご説明します。一般的に、工場でさば原料の選別後、適切な大きさにカットし洗浄したさばを缶に入れ、調味液を入れます。その後、しっかりとフタをして加圧加熱殺菌という方法で調理と同時に殺菌を行います。約120度の温度で1時間以上加熱することで、骨まで柔らかくなり、常温で3年もの長期保存が可能な食品となります。
マルハニチロのさば缶の製造工程も動画でご紹介していますので、ぜひご覧ください!
※動画再生時には音声が流れますので、音量にご注意ください。
魚の油に含まれるDHAやEPAが、加熱殺菌によって失われることはありますか?
DHAやEPAは熱に弱いと言われていますが、缶詰は高い真空下(空気を遮断した状態)で加熱殺菌されるため、栄養価は安定して保たれます。缶詰の汁ごとお召し上がりいただくことで、これらの栄養をしっかりと摂取することができます。
お魚の缶詰の汁にはどのような成分が含まれているのでしょうか?
缶詰の汁には、お魚由来のうまみやDHA・EPAなどが含まれており、「天然のだし」とも言われています。お料理に使うのもおすすめです。
塩分が気になる場合、汁を控えても栄養は摂れますか?
目安として、汁を控えてもたんぱく質はほぼ魚の身に残っており、脂もおよそ1~2割程度しか汁に流れ出ていません。そのため、栄養は十分に摂取できます。お好みやシーンに合わせてご調整ください。
開封後の缶詰はどのくらい日持ちしますか?
開封後の缶詰は、ご家庭で調理した煮物などと同様に扱ってください。基本的には別の容器に移すか、短時間であれば缶にラップをかけて冷蔵庫で保存してください。ただし、長期間放置すると風味や品質が劣化する可能性があるため、残った分は翌日中にお召し上がりいただくのが理想です。
早めに消費することが大切なのですね。本日はありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
今回は、お魚の缶詰について、栄養や品質の視点からお客様相談室と一緒に詳しくご紹介しました。みなさんからの商品についてのご質問もコメントでお待ちしております。「この商品の使い方がよく分からない」「パッケージのあの記載ってどういう意味?」など、気になっていることがあれば、どうぞお気軽にお寄せくださいね。
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