東京最西端の角打ち「ホウライヤ」と「最強のキャンプ飯」を考えてみた！

Oishiine!!便り

1. 東京最西端の“マルハニチロ推し”角打ち「ホウライヤ」 2. 「最強のキャンプ飯」に使うのは『月花さば水煮』『月花さばみそ煮』『いわし蒲焼』 3. 最強のキャンプ飯レシピ 4. アウトドアで大活躍する「お魚ソーセージ」

みなさん、こんにちは！Oishiine!!スタッフです。

このたび、サバジェンヌさんによる新連載がスタートしました。この連載では、缶詰やお魚ソーセージを使ったオリジナリティ溢れるレシピやアレンジ方法を詳しくご紹介していきます。

マルハニチロの商品を最大限に活かした新しい発見が満載です。どうぞご期待ください。

薬膳アテンダント全日本さば連合会広報担当・サバジェンヌ／池田陽子さん

国立北京中医薬大学日本校（現・日本中医学院）に入学し、国際中医薬膳師取得。「薬膳アテンダント」としての活動をセミナー、執筆などを通して行う。著書に『ゆる薬膳。』（日本文芸社）などがある。
また鯖ファンが集い、「鯖ナイト」「鯖サミット」などの活動も行う「全日本さば連合会（全さば連）の広報担当「サバジェンヌ」としても活動。

絶賛アウトドアシーズン！キャンプやバーベキューで大活躍するものといえば「缶詰」！

そのままはもちろん、和えるだけ、のせるだけでも立派な一品が完成。調理に使えば、アレンジは無限大！そもそもがおいしいマルハニチロの缶詰を使えば、そりゃあもう、「絶品キャンプ飯」ができるに決まってる！！　

そうだ！マルハニチロの缶詰で「最強のキャンプ飯」を作ろう！

意気込むサバジェンヌさん。うーむ。これは強力な助っ人の協力を仰ぎたい。というわけで、「アウトドア缶詰レシピの達人」のもとへ。

いきなりですが、やってきました、東京都青梅市。

東京都西部に位置する青梅市は、秩父多摩甲斐国立公園の玄関口。都心から約1時間で、御岳山をはじめとする山々、多摩川などの大自然がひろがり、気軽に行けるアウトドアスポットとして高い人気を誇ります。

▲多摩川の上流域にある御岳渓谷。自然豊かな青梅の見どころのひとつ、渓流沿いに遊歩道が設けられ新緑、紅葉と四季折々の渓谷美が楽しめる

降り立ったのは、東京アドベンチャーライン「宮ノ平駅」。小さな無人駅の改札を出ると、連なる緑の山並み、鳥のさえずりが全開！

▲青梅駅から東京アドベンチャーライン（青梅線青梅駅から奥多摩駅間の愛称）でひと駅の宮ノ平駅。山々が近づき、静かなホームで深呼吸。ここが東京とは思えない！

人もまばらな青梅街道をとことこ歩くこと7分。じゃーん。達人がいるのは、こちらです。

東京最西端の“マルハニチロ推し”角打ち「ホウライヤ」

青梅市日向和田の老舗酒店「蓬莱屋支店」がプロデュースするネオ角打ち「ホウライヤ」。日本各地の銘酒からビール、焼酎、ワイン、シェリー、ジンなどのスピリッツ類まで揃う「東京最西端（サバジェンヌ調べ）」の角打ちです。

▲蓬莱屋支店／ホウライヤ。角打ちは2022年4月にオープン。角打ちは水～日のみ営業（火は酒屋のみ営業）

蓬莱屋支店は、この地で明治から長く続いた酒店「蓬莱屋(2019年閉業)」の分家となる酒店「蓬莱屋支店」として1975年に創業。2022年から2代目の藤野貴司さん、千晶さんご夫妻が店内に飲食スペースを設けて、角打ち「ホウライヤ」をオープンしました。

▲藤野貴司さん、千晶さん。貴司さんは、角打ちに挑戦したいと家業を継ぐことに。店内のおしゃれなPOPは、イラストを学んでいた千晶さんによるもの

▲角打ちスペース。酒屋の倉庫をセルフリノベーション。椅子もあるのでご安心を。この夏からはジェラートも販売。日本酒ジェラートも！

都心の酒店、スペインバルなどでの勤務経験があるお二人だからこそ、お酒のラインナップも豊富。

▲酒屋スペース。角打ちオープンの際に「もっと色々なお酒を楽しんでいだきたい」と、それまでほぼ日本酒、ビールのみだった商品構成を拡充

▲試飲会などのイベントも定期的に行っている

さらにおつまみもぬか漬け、おでん、しゅうまいといった角打ち定番から、トマト煮込み、ブルスケッタ、ピザなど多彩（メニューは週により変更します）。

「マスカットのキャロットラペ」「フキとひき肉のペンネ」など、ひとひねりある、お酒が進むおつまみも大好評！地元の人をはじめ、アウトドアを楽しみに訪れた観光客たちで賑わいます。

▲冬の定番おでんには、シェリーの熱燗をペアリング！

▲左：厚揚げとパクチーのサラダ／右：マスカットのキャロットラペ。ホウライヤの珠玉のおつまみ＆お酒

そんなホウライヤに豊富に揃うのが「缶詰」。

貴司さん：「缶詰はお酒のアテにぴったり。キャンプにも大いに活躍するので数多く販売しています」

ホウライヤのメニューにも缶詰レシピが充実。さらに、お酒とのペアリングも好評です。

▲今年2月に開催された「角打ちdeサバ缶飲みナイト～さば缶とお酒のペアリングを楽しむ～」では、「月花とセロリの香味サラダ」とスペインの辛口スパークリングワインをペアリング

そして、マルハニチロの缶詰もズラリ！

実は、藤野さんのお母さまの洋子さんは「月花」シリーズの大ファン。創業時から販売、そのほかの商品も愛してやまないという「東京最西端（サバジェンヌ調べ）」のマルハニチロ推しのお店でもあります。

▲ホウライヤの缶詰コーナー。思わずここは「青梅の（※）マルハニチロプラザ」かと思いました
（※）豊洲のマルハニチロ本社の1階にあるマルハニチロのアンテナショップのこと

▲「キャンプde缶詰のすすめ」コーナー。お客さまにアウトドアレシピも提案。マルハニチロの「キャン詰」はいかがでしょうかっ！？

貴司さん：「いつ食べてもぶれないおいしさ。我が家のおかず、おつまみとしても重宝しています」

マルハニチロの缶詰を知り尽くし、缶詰使いもお手のもの！そんな藤野さんご夫妻と、いざ、最強のキャンプ飯開発にチャレンジ！

「最強のキャンプ飯」に使うのは『月花さば水煮』『月花さばみそ煮』『いわし蒲焼』

■月花さば水煮

貴司さん：「ホウライヤのさば缶の定番といえば『月花さば水煮』。身はふっくら大きめで、脂のりがよくトロリ。いつ食べても素直に“おいしい”です」

千晶さん：「塩加減がほどよいので、どんな料理にも使いやすいのもうれしいですね」

サバジェンヌ：「『月花さば水煮』の“スッキリしたおいしさ”をいかして、夏らしい野菜や薬味と組み合わせたらいいかなあと思いますがいかが？」

貴司さん：「うちのおつまみで、月花をセロリと合わせたサラダが人気です。スパークリングワインや白ワイン、スッキリした冷酒に合うんですよ。みょうがや、キュウリなどを使うとよさそうですね」

サバジェンヌ：「『月花さば水煮』の魅力は、旨みいっぱいの“缶汁”にもアリ！そこもいかしたい！」

■月花さばみそ煮

貴司さん：「『月花さばみそ煮』はマイルドなコクがいいですね。熱燗にもぴったりで、おつまみに重宝します」

サバジェンヌ：「みそ煮はトマト系の料理に使うと、味に深みが出てとてもおいしくなるので、ワインにも合うようなレシピはどうかな？」

千晶さん：「そうそう、さらに赤ワインを入れるとおいしくなりますよ」

■いわし蒲焼

貴司さん：「これはもう一品料理として完璧な完成度！」

千晶さん：「忙しいときの夕食には、迷わずごはんとコレを出します（笑）。子どもたちが大好きなんですよ」

サバジェンヌ：「アウトドアでもごはんが進む甘辛い味付けをいかして、メスティンで炊き込みごはん的な感じにするといいかも」

貴司さん：「うな重ならぬ、いわし蒲焼重にできるかもですね」

サバジェンヌ×ホウライヤのキャンプ飯。さて、いかに！？

最強のキャンプ飯レシピ

サバジェンヌ×ホウライヤのキャンプ飯を、ホウライヤ開催のバーベキューイベントで調理してみることにしました。

会場は青梅市の酒蔵「小澤酒造」が運営するバーベキュー場「煉瓦堂朱とんぼ」。

▲「煉瓦堂朱とんぼ」は東京アドベンチャーライン軍畑駅から徒歩約10分。すべての会場が屋根付き。通年営業で、ストーブ常設の囲炉裏小屋も

▲緑のむこうに多摩川を臨む、すばらしいロケーション

完成した最強のキャンプ飯は「月花さば水煮のぬか漬け入り夏サラダ」「月花さばみそ煮とズッキーニのトマト煮」「いわしの蒲焼重メスティン仕上げ」の三品！

▲藤野貴司さん、千晶さんと完成したメニューとともにカンパイ！

◆月花さば水煮のぬか漬け入り夏サラダ

サバジェンヌ：「『月花さば水煮』とキュウリのぬか漬け、みょうが、そしてレモンを組み合わせたさわやかなレシピ。缶汁で旨みをアップ。月花の缶詰を器に使えば、場も盛り上がるし、ゴミも少なくて一石二鳥！」
※缶詰のふちで怪我をしないようご注意ください。

貴司：「ポイントは“ぬか漬け”。単にキュウリを使うより、味に深みが出ておいしくなるし、おつまみにも合う味わいに。どんなお酒にもぴったりです」

【材料】缶1個分

月花さば水煮：1缶
キュウリのぬか漬け（太めの千切り）：1/2本
みょうが（斜め薄切り）：1本
レモン（薄切り）：1/8個
オリーブ油・醤油：適量

【作り方】

さば缶の身、キュウリ、みょうが、レモンを合わせ、缶汁大さじ1、オリーブ油を和える。醤油で味を調える。
※お好みで千切りにした青じそをのせてもよい

▲ぬか漬けは、食感が残るように太めの千切りに

▲レモンは、なるべく薄めにスライスするのがおいしく仕上げるコツ

▲缶汁は味の決め手！余すことなく使うことがポイント

サバジェンヌ：「サバの旨みと、ぬか漬けの発酵パワーがサバッチリな相性！薬味とレモンも加わってサバやか過ぎる！（興奮のあまり、サバジェンヌ語が絶好調に…）。そうめんに絡めてもおいしいはず」

▲アウトドアで月花も楽しい！ぶっちゃけ1人で1缶イケるおいしさです。ビールも無限に～！

◆月花さばみそ煮とズッキーニのトマト煮

サバジェンヌ：「ダッチオーブンでさばみそ煮、ズッキーニ、トマト缶、赤ワインを煮込み、粉チーズでコク、バジルで香りよく仕上げたレシピ。ワインに合う一品です」

千晶さん：「味付けもポイントは赤ワイン。よりコクが出ます。バケットにのせてもおいしいですよ」

貴司さん：「色々な野菜で作れますが、ズッキーニがバッチリの相性ですね」

【材料】4～6人分

月花さばみそ煮：1缶
ズッキーニ（半月切り）：1本
トマト缶：1/2缶
赤ワイン：1/4カップ
ニンニク（みじん切り）：1/2かけ
バジル（粉末）・粉チーズ・こしょう：適量
オリーブ油：適量

【作り方】

ダッチオーブンにオリーブ油を入れてニンニクを炒め、香りが出たらズッキーニも加えて炒める。
1.に赤ワインを入れて煮立たせたらトマト缶も加えてズッキーニがやわらかくなるまで煮る。
2.にさば缶を汁ごと加えて火が通るまで煮る。こしょう、バジル、お好みで粉チーズをふる。

▲ダッチオーブンにオリーブオイル、にんにくを入れて炒める

▲『月花さばみそ煮』は缶汁ごと投入するのがポイント。サバの旨みがしみ込んだ味噌も隠し味

サバジェンヌ：「さすが、赤ワインは酒屋ならではのテクニック！コクうま～。これはもう“サバシチュー”ですよ！ダッチオーブンでじっくり煮込まれて、トマトの酸味、『月花さばみそ煮』のこっくりした旨みがしみこんだズッキーニのおいしさったら（涙）。白ワインにも赤ワインにもぴったり」

▲トマト煮は泡にもぴったり。ご満悦のサバジェンヌ

◆いわしの蒲焼重メスティン仕上げ

サバジェンヌ：「メスティンにお米、日本酒、白だしを入れて炊き、仕上げに『いわし蒲焼』を加え、蒸らして仕上げます。まさにアウトドアならでは！の一品」

貴司さん：「山椒をきかせるのがコツ。爽快な風味が加わると、ワンランク上の味わいに仕上がりますよ」

【材料】2～3人分

いわし蒲焼：1缶
米：1合
白だし1/2カップ
酒：1/4カップ
水：1/4カップ
山椒（粉末）：適量
（あれば）木の芽：適量

※米は無洗米が便利

【作り方】

メスティンに米と白だし、水、酒を入れ30分程度浸水させる。
メスティンにふたをして炊く。
炊きあがった2.に『いわし蒲焼』をのせて、缶汁を回しかけたらふたをして10分程度蒸らし、山椒をふって木の芽をのせる。

▲メスティンに米、白だし、酒、水を入れて浸水させる

▲網の上にのせて炊き上げる

▲炊き上がったごはんに『いわし蒲焼』をのせて、缶汁も回しかける

サバジェンヌ：「山椒が効いた『いわし蒲焼』は、メスティン効果でふわっとした仕上がり。ホカホカごはんに、香ばしいイワシは無敵の相性！さらに缶詰のたれが浸み込んだごはんがたまらない（涙）。思わずバクバク食べてしまうおいしさ。もはや“うな重”越えの絶品！

▲食欲をそそる香りもたまりません…。実はつまみにもなるごはん！

最強のキャンプ飯を、参加者のみなさんにも召し上がっていただきました。

▲興味津々のみなさん。普段からさば缶はよく使っていらっしゃるとのこと

「これ、全部缶詰で作ったの！？」「さば缶は大好きでよく使うけれど、ぬか漬けとの相性は驚き」「トマト煮はバケットがとまらなくなる」「いわし蒲焼重は家でも作ってみたい」と大好評！

▲うれしいことに大好評！お酒のつまみとしても、絶賛していただきましたっ！

アウトドアで大活躍する「お魚ソーセージ」

缶詰に加えて、アウトドアにおすすめなのが「お魚ソーセージ」。常温で持ち運び可能、片手で食べられて便利、そのまま食べておいしい、アレンジも色々と大活躍。

今回は色々なお魚の味を楽しめる「こだわり魚種」シリーズから、『北海道産鮭を使ったお魚ソーセージ65g3本束』をみなさんに配りました。

▲三陸の金華山周辺海域で旬の時期に漁獲された、脂のりバツグンのブランドサバ「金華さば」を配合した『宮城産金華さばを使ったお魚ソーセージ65g3本束』と、北海道産鮭を配合した『北海道産鮭を使ったお魚ソーセージ65g3本束』
※今シーズンは金華さばの漁獲が思わしくなく、『宮城産金華さばを使ったお魚ソーセージ65g3本束』は休売予定です。ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません。（マルハニチロ 2024年7月現在）