こんにちは!マルハニチロ担当者イワタン&コバタンです。
マルハニチロは、缶詰や冷凍食品のような加工食品を作っている他に、世界中の水産物を取り扱っています。スーパーで手に取ったお刺身や魚の切り身、シーフードミックス、魚卵などの魚介類は、実はマルハニチロが関わっているものかもしれません。
本日は世界中からエビを買い付け、食卓へお届けしている水産三部えび二課・田畑さん、えび三課・山崎さんのインタビューをお届けします。
▲左から田畑さん、山崎さん
国内で食べるエビの約5尾に1尾は、マルハニチロが買い付けているんです
まずお二人の部署について教えてください!
東南アジア、中南米、アフリカ、オーストラリアなど世界中からエビを買い付け、みなさまへお届けしています。
何か国からエビを買い付けているのでしょうか?
約30か国からです。
え、30か国も!どのくらい買い付けるのですか?
天然・養殖・加工済みのエビを年間約40,000トン買い付けており、国内トップシェアの約2割に上ります(※2020年実績)。約5尾に1尾は、マルハニチロが買い付けたものを召し上がっていただいているかもしれません。
▲様々な品種のエビを世界中からお届け
お二人の経歴についても教えてください!
入社以来ずっとエビ担当です!輸入・通関・検品業務やバンコクでの海外駐在、国内での営業も経験。現在は主に東南アジアから養殖エビの買い付けをしています。
私も入社以来ずっとエビに関わっています。輸入時の通関業務補佐を経て、現在はエビカツやエビフライなどの加工済みのエビの買い付けを担当しています。
エビの規格は1ポンド(450g)あたりの尾数で表す
エビ担当ならではのエビ(!)ソードはありますか?
独特の専門用語、品種や規格の多さに苦労しました。
エビの規格は1ポンド(450g)あたりの尾数で表すことが国際基準で決められています。例えば8/12の記載は、1ポンドあたり8―12尾の意味 (尾数は無頭殻付きの状態でカウント)、16/20なら1ポンドあたり16―20尾の意味。尾数に加え、1尾あたりの基準も決められているんですよ。
数字が小さいほど、エビの重さは重くなります。
▲主に業務用商品に記載の規格。さて左のむきえびに記載の61/70の意味は何でしょうか?上の山崎さんの解説を読むと分かりますよ
▲豊洲本社での検品の様子。規格通りの尾数か、重量、サイズ、形、加熱後の状態(重量、色、味)をチェック
田畑さんは何か苦労エピソードはありますか?
養殖エビは他国の需要と供給によって相場が左右される国際相場品なので、いつも他国の情勢や為替の動きとにらめっこ。思うような動きにならなかった時は頭を抱えることも(笑)。
また、海外と日本の“当たり前”の違いに戸惑います。船便の着日を2か月勘違い、というハプニングもありました。
テレビCMやポスターに本物の社員が登場
田畑さん、バンコク駐在時はCMに出演していましたよね。
はい、お客様と会食する機会が多く人生で一番太っていたので、慌てて撮影までに7㎏ダイエットしました。
◆田畑さん出演のマルハニチロ 企業CM「とどく、幸。バリューチェーン」編
※動画再生時には音声が流れますので、音量にご注意ください。
撮影時のエピソードはありますか?
わずか数歩歩くシーンで30テイク以上とる場面も!特に工場内の撮影は何度も撮影したんですよ。とても緊張しましたね。
▲「とどく、幸。バリューチェーン」編ポスターを前にしてやや気恥ずかしそうな田畑さん
鮮度の証!お寿司の蒸しエビはここに注目!
まわりにシェアしたくなるエビトリビアを教えてください!
お寿司屋さんの定番メニュー蒸しエビには、実は頭肉(ずにく)付きとそうでないものがあります。頭肉付きはえびを活かしたまま養殖池から工場に運んで、加工した証拠なんですよ!これ以上ない鮮度です!機会があれば食べるときに見てみてください。
▲左が頭肉付き、右が頭肉なし
▲頭肉付きのエビを使用した寿司
一押し商品紹介
買い付けたエビはどんな商品になるのでしょう?先日Oishiine!!会員さんが投稿してくれたこちらのエビフライなどでしょうか?
はい!「えび屋が作ったえびフライ8尾」は発売15年以上のロングセラー。夜ご飯のメイン、お弁当にもぴったりです!
同シリーズのえび本来の食感が味わえるブラックタイガーえびを使用したこちらの商品もおすすめです。私達が取り扱っているえびフライは全て1尾1尾パン粉を手付けしているのでサクサクとした食感が楽しめます。
▲「えび屋が作ったえびフライ」シリーズは様々なシーンに対応できるサイズバリエーションの豊富さも人気のポイント
他に一押しの商品はありますか?
ここ数年需要が伸びているのは、殻をむく手間が無い、むきエビです。
「良品のバナメイ剥き海老」は、スーパーや外食店に販売している業務用商品。解凍されたものがパックに詰められ店頭に並んだり、お惣菜の材料になったり、外食店のメニューに使われたりします。
▲ヨーロッパのミシュランガイドシェフらが選ぶ2021年国際味覚審査機構(ITI)優秀味覚賞二つ星を受賞
▲養殖場の様子
▲鮮度抜群のエビをむきエビへ加工
▲むきえびはパック販売の他、和洋中のお惣菜に大活躍
パック詰めやお惣菜になった時にはマルハニチロの名前はありませんが、Oishiine!!会員のみなさまも何度も召し上がっていただいているかもしれませんね。
これからもおいしいエビをみなさまへ
最後にOishiine!!会員のみなさまへ一言メッセージをお願いします!
普段食べていただいているエビは、養殖業者や生産工場等の様々な人が関わっています。今後も買い付け先と協力しながら安定的にエビをお届けできるよう努力してまいります。我々が買い付けしたえびが家庭の食卓や外食などの幸せな時間の一部となれば嬉しいです。
マルハニチロでは、今回ご紹介しきれなかったおすすめのエビ商品を多数取り扱っています。近所のスーパー等でエビを見かけた際はぜひ手に取ってみてください。今後もおいしいエビを届けられるよう、励んでいきます!
いかがでしたか?おいしいエビをお届けするため、日々奮闘する田畑さん山崎さんのインタビューをお届けしました。
7月はOishiine!!便りに加え、ミニアンケート、知ってなるほど!クイズでもエビの話題をお届けしています。
「9月のラッキーくじ賞品を投票で決めよう!一番食べてみたいのはどのエビ?」はこちら>>
「マルハニチロが買い付け、食卓へ届いているえびの割合はどのくらい?」はこちら>>
合わせてご参加くださいね♪
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