みなさん、こんにちは!マルハニチロ担当者イワタン&コバタンです。
缶詰や魚肉ソーセージ、冷凍食品など様々な商品をお届けしているマルハニチロ。新商品・改良品の企画や設計を担う開発部という部署があり、日夜開発に取り組んでいます。
本日は、開発部にて市販用冷凍食品の商品企画を担当する篠田さん、設計を担当する石井さんのお仕事をお届けします!
▲左から篠田さん、石井さん
新商品はここから生まれる!東京開発センターに担当者コンビがやってきました!
▲東京開発センターの様子
▲プレゼンテーションルームは2021年春・夏のオンラインイベントにて使用しました
お仕事内容について詳しく教えてください!
市販用冷凍食品の企画担当です。ピザ・グラタン類や一部の惣菜商品などを担当しています。市場調査をもとに商品コンセプト、商品に関わるアイデア(商品名やキャッチコピー)を検討しています。パッケージデザインや包材関係(商品を包む袋、トレイ)なども担当しています。
市販用冷凍食品の設計担当です。お弁当向けおかず(「3種和惣菜」「ブロッコリー3種おかず」)などを担当しています。企画会議で決まった商品を試作し、商品化が決まった商品を工場で手試作品(※)と同じものが生産できるようテストします。
(※)工場でテスト前に、手で試作したもの
▲「こんがりと焼いたミラノ風ドリア」は、1月のラッキーくじでも登場しています!
▲「3種和惣菜」
企画の篠田さんがコンセプトを考え、設計の石井さんが中身を作り、商品になっていくんですね。
はい、チームで分担、連携しながら取り組んでいます。
商品開発のプロに聞く!疑問あれこれ
みんなで解決!Q&Aへ寄せられた商品開発についての質問にプロがお答えします。
それでは篠田さん、石井さんお願いします!
数多く開発されてきたと思いますが、その中で商品になるまで一番苦労した事、悔しかった事、嬉しかった事等話せる範囲で、開発担当者さんの思っている事を聞いてみたい。(大洋さん)
自分が担当した商品を子供がおいしいと言ってくれた時にうれしく感じました。
家族など身近な方から直接おいしいと言ってもらえると励みになりますね。
冷凍食品の開発の苦労話。(かつぴーさん)
キャッチコピーやパッケージのデザインアイデアは毎回何度も検討を重ねて1案に絞り込みます。例えば「極旨!ももから揚げ」という商品の商品名を決める際は、約200候補から選出しました。
パッケージは商品の顔でありお客様に一番に見て頂ける部分なので、商品特長の伝え方、売り場で目に留まりやすくするなど様々な角度から検討しています。
▲「極旨!ももから揚げ」
200候補も!多数の候補案の中から検討されたのですね!!
石井さんは大変だな、と思うことはありますか?
同じものをたくさん食べなければいけないのは大変です。新商品や改良品が出そろう時期は、多数の試食をこなします。
また、開発センターで手試作したものと工場でテストしたものでは、仕上がりがまったく異なってしまうことがあります。手試作にどうしたら近づけるか検証をすすめていくのが大変ですが、工場の担当者と一緒に作り上げる一体感にやりがいを感じています。
たくさん試食するのは大変そうです!商品を製造するためには工場の方との連携は欠かせない要素ですよね。
これまで担当された商品で特に大変だった商品を挙げるとしたら何でしょう?
「つぶつぶコーンクリーミーコロッケ」です。とろ~りなめらかな口当たりが特長のコロッケなので、その口当たりを実現しながら、キレイに成型するのが非常に難しくて…。通常工場のテストは2~3回なのですが、10回以上テストして何とか仕上がりました。
▲「つぶつぶコーンクリーミーコロッケ」
冷凍食品の種類の多さにびっくりします。試作はもちろん試行錯誤ではあると思います。アイデアとかはどんなところで浮かぶのでしょうか??(あざみさん)
スーパーで売られている商品や外食店のメニューなどを見ながら商品アイデアに繋げています。また1人で考えるのではなく複数人で話し合うことで、様々な角度からのアイデアが生まれています。
冷凍食品を使用したお薦めアレンジレシピを教えて下さい。また、美味しいアレンジレシピを考える際のポイントもあれば、併せて教えて頂けると嬉しいです。(ああーちゃんさん)
Instagramなどで人気の料理研究家Yuuさん考案のレシピはいかがでしょうか?冷凍食品は既に味付けがしてあるので、それを生かしたアレンジになっていますよ。ぜひお試しください。
◆いかマヨブロッコリー
「いか天ぷら」を使った、エビマヨならぬいかマヨ。レンジでチンして和えるだけなので、とってもお手軽!ブロッコリーも足して彩り&栄養もバッチリ!また、オーロラソースの酸味を天つゆの甘みが抑えるという、なんとも絶妙な仕上がりです!
※料理画像をクリックすると、レシピページに飛びます。
気になる2023年春の新商品は?
1月12日、報道向けの新商品発表記者会見にて2023年春の新商品が発表されましたね。篠田さん石井さんが担当された新商品はありますか?
石井さんと一緒に、新シリーズとなる“おかずプレート”を担当しました。
▲おかずプレート「照り焼きチキン&根菜きんぴら」(左)・「ヤンニョムチキン&3種ナムル」(右)
“おかずプレート”の特長とおすすめポイントなどを教えてください!
主菜・副菜を組み合わせた新シリーズです。メニューは和風と韓国風の2品を開発しました。おうちで食べるときにうれしさやホッとした気持ちを感じられるように、彩りの良さや盛り付けを工夫しました。
手軽に済ませたい夕食や、在宅勤務のランチなどにおすすめです。ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても楽しんでいただけると思いますので、お好みのシーンに合わせて召し上がっていただければうれしいです。
おかずプレートのカロリーや栄養成分を教えてください。
「照り焼きチキン&根菜きんぴら」はカロリー210kcal、たんぱく質13.2g、食塩相当量2.0gで、「ヤンニョムチキン&3種ナムル」はカロリー203kcal、たんぱく質13.3g、食塩相当量2.1gです。
ご飯1膳(※)と組み合わせても500kcal未満ですね!
(※)ご飯1膳(約150g)を約234kalとして計算「日本食品標準成分表(八訂2020年版)」
▲おかずプレートの工場テスト品を確認する石井さん、篠田さん
こんなにたくさんの具材が入った新商品を作るのは大変だったのではないですか?
初めはナムルだけで開発しようとしていたんです。試作、議論を重ね、そして消費者のみなさんのニーズを調べていく中で、主菜と組み合わせるアイデアに進化しました。
また、当初は容器もカップの組み合わせを考えていましたが、それでは食卓には不向きということで、食卓向けのトレイに入れた形態になりました。
ワンプレートメニューが初めにアイデアであったわけではなく、少しずつできあがっていったのですね。
そうなんです。副菜のナムルの盛り付けも「ナムルらしい盛り付けとは?」と議論を重ね、試行錯誤しました。カップごとに盛りつけたり、混ぜて盛りつけたり。最終的に3種類を並べました。
1つ1つにこだわりを感じます!
トレイの選定にも時間がかかりました。ちょうどよいサイズ感、使いやすさなどを考えながら何種類も検討し、最終的にこの形態に決まりました。
▲おかずプレート「照り焼きチキン&根菜きんぴら」(左)・「ヤンニョムチキン&3種ナムル」(右)
※写真はイメージです
Oishiine!!会員のみなさんへのメッセージ
試行錯誤を重ねながら、これからも商品の企画・開発に取り組んでいきます。みなさんに喜んでいただけたらとてもうれしいです。
3月1日に“おかずプレート”が発売されます。また、その他にも新商品が発売されますので、店頭で見かけた際は、ぜひお手にとっていただければうれしいです。
▲3月1日発売予定「新中華街 牛肉オイスターソース焼そば」
▲3月1日発売予定「WILDish プルコギ炒飯」
いかがでしたか?今回は、みなさんにおいしい商品を召し上がっていたくため、日々商品開発に取り組んでいる開発部 市販用冷凍食品の商品企画・設計担当のお仕事をお届けしました。 思わず新商品を食べたくなった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?ブログを読んだ感想はもちろん、「こんな冷凍食品が好き!」など、ぜひぜひコメント欄へお寄せください。
現在、知ってなるほど!クイズでは、新商品“おかずプレート”に関するクイズを出題中!ブログ内にヒントがありますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね♪
【2023/1/31まで】45名様に当たる!1月の「ラッキーくじ」
お仕事紹介に登場した篠田さん担当「こんがりと焼いたミラノ風ドリア」をお試しするチャンス!「こんがりと焼いた」というシリーズ名の通り、電子レンジでチンするだけでこんがりと焼き上げた香ばしさを楽しめます。