こんにちは!マルハニチロ担当者イワタン&コバタンです。
前回の「エビのプロ編」でお伝えした通り、マルハニチロは、世界中の水産物を取り扱っています。スーパーで手に取ったお刺身や魚の切り身、シーフードミックス、すりみ食品、魚卵などの魚介類は、実はマルハニチロが関わっているものかもしれません。
本日は北米からスケソウダラのすりみ・フィレ(切り身)を買い付け、食卓へお届けしている北米事業部すりみ課の淡路さん、松村さんのインタビューをお届けします。
▲左から淡路さん、松村さん
すりみの調達・加工から製品の販売まで、すべてグループ内で完結
北米事業部すりみ課のおしごと内容を教えてください。
北米にあるマルハニチログループの生産工場からスケソウダラのすりみを買い付けて、主に日本全国のすりみ食品メーカーへ販売しています。
その他、北米産のスケソウダラのフィレや、東南アジア産のすりみの買い付け・販売も行っています。
北米の生産拠点には本社の社員が駐在し、生産管理を行っています。天然原料の調達・加工から製品(すりみ・フィレ)の販売まで、すべてグループ内で完結できているところが北米事業部の強みです。
▲すりみの品質をチェックする様子。水分量や弾力の検査結果とサンプル品を確認
実は身近なお魚スケソウダラ
スケソウダラのすりみやフィレは最終的にどのような商品に使われているのでしょうか 。
▲アラスカで漁獲されたスケソウダラ
すりみは魚肉ソーセージや蒲鉾、ちくわなど、フィレは白身魚フライなどに使われています。
スケソウダラはすりみもフィレも食べる機会が多い、私たち日本人にとって身近なお魚と言えます。卵巣もタラコや明太子として食べられていますね。
◆マルハニチロ 企業CM「つながる、幸。バリューチェーン」編
▲原料の調達から加工・販売、食卓までをつなげるマルハニチログループならではの一貫したグローバルなバリューチェーンを表現
※動画再生時には音声が流れますので、音量にご注意ください。
▲冷凍食品『白身魚タルタルソース』にはマルハニチロが調達したアラスカ産のスケソウダラを使用
すりみは海外でも”SURIMI”
“すりみ”は世界中で通用するメジャーな国際語なんですよね
▲冷凍魚肉すりみの箱には大きくSURIMIと記載
はい、海外でもSURIMIで通じます。元々すりみは日本向けがほとんどでしたが、最近は欧米でもすりみの需要が増えてます。アメリカの一部やヨーロッパですりみ食品と言えば、ほぼカニ風味かまぼこなのですが、カニ風味かまぼこ自体が「SURIMI」※と呼ばれて親しまれているんですよ。
※「Crab stick」と呼ばれる場合もあります。
▲マルハニチログループのトランスオーシャンプロダクツにて製造しアメリカにて販売しているカニ風味かまぼこ
すりみ工場は海の上!?
すりみはどのように作られているのでしょうか。
漁獲後、魚種やサイズで選別され、各部位を切り分け、魚肉を採り出します。魚肉から余分な血液や油分、夾雑物(骨のかけらや皮など)を取り除き、冷凍中のたんぱく変性を防止するため、砂糖などの糖類を混ぜ、10㎏の板状に成型、冷凍して完成です。
▲スケソウダラが冷凍魚肉すりみへ加工されていく様子
すべてアラスカで製造でしょうか。
アラスカではありますが、船上(洋上)で加工する場合と陸上の工場で加工する場合があります。
▲アラスカのすりみ加工を行っているグループ会社ウェストワードシーフーズ(左)・アリエスカシーフーズ(右)
▲ダッチハーバー港を起点にベーリング海にてすりみの加工を船上で行うExcellence号(左)・Golden Alaska号(右)
船で作る場合もあるのですね!ものすごく大きな船なのでしょうか。
はい!Excellence号、Golden Alaska号共に全長100mを超える大きさです。1日100t以上のすりみを作ることができます。
▲船酔い注意!漁獲を担当する船の甲板から撮影した母船Excellence号。ベーリング海の荒波を乗りこえ、おいしいしあわせをお届け
※動画再生時には音声が流れますので、音量にご注意ください。
先日、Golden Alaska号に乗船し、白身魚タルタルソースの原料となるフィレの製造に立ち合いました。上のGolden Alaska号の写真は私がアラスカで撮影したものです。船の上とは思えないほど、洗練された工場で、この原料を使って自社製品を作れていることにマルハニチロ社員としてうれしく思いました。
▲Golden Alaska号にてフィレ製造立ち合いの様子
さいごにOishiine!!会員のみなさんへメッセージ
スーパーにも様々なすりみ食品 が置いてありますので、見かけたらぜひ食べてみてください!
少しでもすりみに親しみを感じていただければうれしいです。これからも、安全・安心な商品をお届けできるよう精進してまいります!
いかがでしたか?みなさんへ“おいしいしあわせ”をお届けするため、グローバルに活動を続ける淡路さん、松村さんのインタビューをお届けしました。
Oishiine!!便りに加え、知ってなるほど!クイズでも“すりみ”の話題をお届けしています。
合わせてご参加くださいね♪
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マルハニチロのお仕事紹介「世界のエビはマルハニチロから~水産商事エビのプロ編~」
実は、国内で食べるエビの約5尾に1尾はマルハニチロが買い付けているんです!世界中からエビを買い付け、食卓へお届けするため日々奮闘する担当者の声をお届けします。