こんにちは。マルハニチロ担当者Nです。
マルハニチロの本社は東京都江東区豊洲にあります。今回、江東区文化コミュニティ財団、江東区総合区民センター主催の<災害時に活かすおいしいごはん>イベントに協力しました。
10月6日に行われた「おしえて菊池シェフ!防災ごはんの作り方」トークショーには、長年にわたり服部栄養専門学校の講師を務め、現在はテレビや雑誌で活躍中の菊池 晋作(きくち しんさく)シェフが登場しました。
備蓄品のアルファ化米(水やお湯でもどして食べられる米飯)を「もっとおいしく」をテーマに、アレンジレシピが紹介されました。災害時に役立つヒントが満載です。
アルファ化米をもっとおいしくするアイテムとして、菊池シェフが選んだのはマルハニチロの『さんま蒲焼』。“備蓄缶詰の混ぜごはん”の調理デモンストレーションが行われました。
▲サンマの香ばしさと甘辛いタレがご飯によく合う。また、DHA、EPA、カルシウムなどの栄養素が手軽に摂れる
アルファ化米のパックにお湯を入れ、食べやすい大きさにほぐした『さんま蒲焼』を調味液ごと、さらに生姜のみじん切りを加えて封をします。さらにパックごと1時間程度湯せんすることで、まるで炊飯器で炊いたような食感に近づくそうです。
いざ試食!『さんま蒲焼』のとろみのある甘辛いタレ(調味液)がご飯に染み込んで、まるで炊き込みご飯のよう!生姜の香りが食欲をそそる一品に仕上がりました。缶詰の調味液の量は、お好みや体調に合わせて調整できます。
菊池シェフ:「災害時は、こころもからだも通常の状態ではありません。だからこそ“食べること”は想像以上に大変であり、大切な役割を果たします。備蓄品の買い替えの際には、このようなアレンジを試して味や作り方に慣れておくと安心です」
イベント参加者からも、「缶詰なら買い置きがあるから、すぐ作れそう!」「備蓄食品をおいしく食べるコツが分かりました」といった感想が寄せられました。
同時開催された「みんなでシェア!アレンジレシピと防災グッズ展」では、マルハニチロおすすめの防災レシピや、缶詰、魚肉ソーセージが展示されました。
▲Oishiine!!会員と共創した「最高のさば缶レシピBOOK」も展示され好評だった
▲ミニアンケート「非常食における重視ポイントは?」に寄せられたOishiine!!会員の意見も紹介された
展示コーナーで活用された、ミニアンケート「防災のために非常食を準備するとき、最も重視するポイントは?」の結果について詳しくご紹介します。
第1位:長期保存が可能なこと
買い換えが少なくてすむから…ズボラです。(マルハファンさん)
気がついたら せっかくストックしているのに期限ギリギリということがあるので。(タヌエさん)
大きい災害の時は何ヶ月も大変な時間があったりするので長期に保存できるものがいいと思います。(ホーリーカウさん)
いつ非常食が必要になるか予測できないため、賞味期限が長い食品が特に重視されています。 さらに、長期保存ができる食品は、頻繁に買い替える手間が省けるため、管理が楽になるという点でも多くの方に支持されています。
第2位:調理が簡単であること
心身疲弊してしまうので簡単だと助かりますね。(ももた320さん)
非常食なので、調理に使える道具を必要とせず、簡単に食べることができるものであることが必要。(hiroronさん)
ライフラインの電気、ガス、水のない時に食べられるものは限られてるので、ほとんど調理しないか、水のみでできることが大切かなぁ。(ハチ7さん)
災害時には調理環境が整っていないことが多いため、簡単に調理できる食品が求められています。特に忙しさや精神的な疲労が重なる状況では、手軽に食べられることがより一層重要になります。
第3位:食べ慣れているものであること
災害時に食べようとした時に、思っていた味と違ったらショックを受けるかも。非常事態に食べる事で少しでも元気を出せたらと思うから。(和栗さん)
子供が食べてくれるものを選びます。(よこーたさん)
食べなれてるのが重要かと。アレンジもしやすいので。(Fishさん)
非常時には、普段食べ慣れた味が安心感を与えるという意見が多く寄せられました。特に、子供や高齢者にとっては、慣れ親しんだ食事が心の安定につながるとの声がありました。
第4位:栄養バランスが良いこと
非常時だからこそ身体の状態を少しでもよく保ちたいです。(carrotloveさん)
長期戦も有り得るから栄養バランスが重要。(AQELさん)
非常時でも健康を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。食事が偏りがちな状況でも、栄養価の高い食品を選ぶことが重要です。
第5位:その他
火が使える環境ではないかもしれないので、常温でも美味しくいただけて、封を開けたらすぐ食べられるもの♪そして味気ない食事が続いても気落ちしないように、自分や家族の好物の品や、ちょっと贅沢な嗜好品も混ぜておきたいです。(煌さん)
温かい食品が食べられる。(としりさん)
非常食の選択には、機能面だけでなく、心理的な安心感や家族の好みを考慮する意見が多く寄せられました。
今回のデモンストレーションを通じて、災害時でも少しの工夫でおいしい食事が楽しめることを実感していただけたのではないでしょうか。また、ミニアンケートの結果からも、非常食に対する新たな視点を得られたかと思います。
この機会に、備蓄食品を活用したレシピに挑戦し、災害時でも安心して食事ができる準備を整えてみてくださいね。